咲かせるは友禅の「詩季」の花たち
日本は四季がはっきりと識別でき、自然のうつろいや野山に咲き誇る美しい様は、万葉の時代から今日まで私たちの心に感動と安らぎを与えてくれ、私たちの心の疲れを癒し、日常生活に欠かす事の出来ない大切な存在です。
王朝人が創造した「襲の色目」や花のイメージに恋の思いを重ね合わせて作られた「万葉集」などは繊細な日本人だからこそ表現できる鋭い感性と教養が生み出した代表的な王朝文化です。
「詩季衣」は忘れがちな日本人の四季を龍谷の豊かな感性を通じて「思う存分季節を装い楽しむ」着物として生まれた着物愛好家の着物です。